こんにちは!Pentaです。
今回は、IBIZAという、TRADER K氏によるトレーダー監視型FXシステムのオファーをリサーチしました。
「トレーダー監視型FXシステム」とはなんでしょうか?毎日1万円を稼げるってほんとうなのでしょうか?怪しい詐欺まがいのオファーではないのか?さっそくリサーチ開始です。
IBIZAは詐欺?
FXの自動売買ツール(通称EA)は、世の中にたくさん出回っています。性能が優れたものも、もちろんありますが、高額なツールを買わされたのに、うまく稼げないで資金を溶かしてしまった・・・なんてことも、よくあります。
今回のIBIZAは詐欺とは言えませんが、稼げるという確証は無く、おすすめできません。
運営元である事業者の精査、オファー内容の検証、口コミや評判を調べていくと、ページで言っているような「毎日1万円が確定」するというのは、保証できないことがわかります。
それではまず、IBIZAの運営元がどういう組織なのか、信用できるところなのか、見ていきましょう。
IBIZAの特定商取引法に基づく表記
気になる副業オファーの配信元が信用できる組織なのか、そうではないのか確認するときに役立つのが「特定商取引法に基づく表記」です。
特定商取引法に基づく表記とは?
「特定商取引法に基づく表記」は一般的に、オファーしてきたページの一番下にリンクが貼られていて、リンク先で「表記」内容を誰でも読むことができます。
表記には、運営元である事業者の名称、住所、電話番号、商品の引き渡し時期、支払い方法、返品や返金など、事業者の身元がわかる情報や、金銭に関する決まりごとが明記されています。
特定商取引法は、悪質な詐欺商法や金銭トラブルから消費者を守るために定められた法律・ルールですから、事業者側がこの法律・ルールに従ってきちんと「表記」をしているのか検証することで、その業者が危ないのか、そうではないのか判断できるというわけです。
IBIZAのページで確認できた表記内容が、こちらです。
特定商取引法に基づく表記
販売責任者:株式会社アイラボ
運営責任者:佐藤 俊幸
所在地:〒106-0045 港区麻布十番2-20-7
個人情報の取扱い:取得した個人情報は許可なく第三者に開示いたしません。
表現、及び商品に関する注意書き:本商品に示された表現や再現性には個人差があり、
必ずしも利益や効果を保証したものではございません。
この表記から、不審と思われる点を検証します。
金融商品取引業者としての登録が無い
調べてみるとこの法人は、金融商品取引業者の登録がありません。オファー内容から推測するとトレーダーが代行でシステムを運用してくれるらしいのですが、金融庁に届け出がない業者が運用することは違法になります。
百歩譲って、まだオファーの初期段階なので、ほんとうの運営事業者をまだ明記していないだけかもしれませんが、それにしても表記内容がシンプルすぎますね。これでは信頼できる事業者とはいえません。
表記に不備がある
また、電話番号の表記がありません。何を意図して番号を書いていないのか分かりませんが、表記に不備があります。この点だけでも、この事業者の信用を落としています。
表記内容から判断すると、安易にIBIZAに参加登録するのは危険です。この時点で、おすすめできません。
IBIZAの内容は?
運営元が信用できずおすすめできないIBIZAですが、オファーしてきた内容はどうでしょうか。
IBIZAとは?
- トレーダー監視型FXシステム
- 毎日1万円が確定
- 平均月利30%越え
- 主宰者はTRADER K氏
この内容から検証していきましょう。
IBIZAはMAMかPAMM?
トレーダー監視型FXシステムということで、FXトレーダーの裁量があるようなので、IBIZAの勧めているシステムはMAMかPAMMと思われます。どちらも、運用手数料がかかりますが、ページでは一切説明がありませんね。
MAMとは?
MAMとは、Multi Account Managerの略で、ユーザーの口座の発注・決済のみをアカウントマネージャーと呼ばれるディーラーが管理して運用する仕組みのことをいいます。
ユーザーは、アカウントマネージャーの運用内容の確認はできますが、実際にポジションを持ったり損切をしたりなどの操作は一切できません。運用はアウントマネージャーにすべてお任せとなります。
また、運用は全体の資金に対するユーザーの資金の比率によって、ユーザーのロット数が決まります。そのため、資金が大きいほうがリスクは軽減される傾向にあります。
PAMMとは?
PAMMとは、Percentage Allocation Management Moduleの略で、複数の口座を1つの口座(マスター口座)に見立てて、アカウントマネージャーが運用する仕組みのことをいいます。
資金の大小によるリスクの変化がなく、資金が多いからと言ってリスクが軽減されるということはありません。また、少資金からでも参加が可能です。
ただ、PAMMの場合は、別のマスター口座で発注がなされるため、出資者が確認できるのは資金の増減のみで、「いつエントリーして、いつ決済したか」などの情報は一切見ることができません。
自分でコントロールできない
MAMもPAMMも、こちらの好きなタイミングで止めることができません。つまり、ディーラーが負け続けたとしても、こちらは何もできないのです。この点で非常にリスクが高いといえます。
IBIZAは誇大広告?
MAMもPAMMも、トレーダーの実力や質によって左右されるので、確実に稼げる、必ず勝てるという保証はありません。そもそも「毎日確実に1万円」などということは、ありえませんし、投資の世界では言ってはいけないことです。投資に「絶対」はありませんからね。
IBIZAは誇大広告と言われても差し支えないレベルです。やはり、おすすめできません。
IBIZAの口コミや評判は?
実はIBIZAは、2022年の3月にいちど配信されたオファーで、今回はその「焼き直し」オファーです。要するにリサイクル案件です。
SNSやネットでちょっと調べただけでも、数多くの考察や批判記事がみつかります。どの記事も、おすすめできない案件であると結論付けていますね。近づかない方が無難です。
リサーチ結果とまとめ
それでは!今回のリサーチ結果とまとめです。
IBIZAは「トレーダー監視型FXシステム」といいますが、運営元やそのオファー手法、内容においても信用できる要素がほとんど無く、口コミや評判をみてもおすすめできない案件です。スルーしたほうがいいと思います。
それではまた別のリサーチでお会いしましょう。Pentaでした!